スモモが実った

果物が実るということはとても嬉しいことです。

やすらか庵には植えてから10年ほど経つ2本のスモモの木がありますが、そのうちの1本は最近になってようやく少しずつ実をつけだしたけれど、もう1本は花が少し咲くけれど全く実を付けなかったのです。

今年になって2月に梅の花が大量に咲いたので、今年は果実の生り年ではないかと思っていたらその後にスモモの花もたくさん咲いたので、少し気にして毎日見ていましたら、今まで全く実が付かなかった木にも10個ほどの実がついていたのです。

実が生るということはその姿を見ていますと心躍るようで嬉しくなってしまいます。

どんな実が生るのだろうか、どれ位大きくなるのだろうか、と毎日見ていても飽きることがありません。

私達の先祖の狩猟民族だった頃、自然の中にある動植物の糧を野山を駆け巡って追い求めていた時代には自然の恵みは天からの贈り物であり、感謝の気持ちを抱きながら頂いたことでしょう。

果物はその甘さや食感故に世界中で愛され利用されていますが、取る時も食べる時にも痛みや苦しみの無い平和な食物として菜食主義の人達に愛され続けているのです。

果物は見るだけで平和な気持ちになり、人を平和にする不思議な食べ物です。