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はりはり鍋 
  「くじらは獲って食べちゃいけないんじゃないの?」
みなさんが素朴に思う捕鯨問題についてお答えします。
 
 
 
 

 
 
 
    IWC(国際捕鯨委員会)は、1982年にIWCが管理する全ての鯨類について商業捕鯨
モラトリアム(商業捕鯨の一時停止)を採択しました。同時に、遅くとも1990年までに
鯨資源を包括的に評価し、モラトリアムを見直すことが付帯条件として決定されました。
包括的評価により、IWC科学小委員会は、少なくとも南極海ミンククジラは76万頭以上、
オホーツク海・北西太平洋系のミンククジラは2万5千頭以上存在することを合意しています。
1992年のIWC年次総会では、科学小委員会が新たに開発した改定管理方式(RMP)を
承認しました。この管理方式は資源にまったく悪影響を与えない持続的な算出する方法で、
いわば貯金の元本はそのままにして、その利息の一部を利用していく極めて安全な資源の
管理方法です。
   
    IWC科学小委員会はこの管理方式に基づいて南極海のミンククジラの捕獲枠試算を行い、
100年間で20万頭を捕獲しても資源量には何等悪影響はないとの結論を出しています。
しかしながら、反捕鯨の国々はこの管理方法に加えて、監視取締制度を含む
改定管理制度(RMS)を採択する必要があるとして、安全な捕獲枠が算出されても、
捕鯨再開に反対し続けています。
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    四方を海に囲まれた地域、半島国のノルウェーをはじめ、極北・亜極北などには
海獣狩猟、魚撈を中心とする文化が育ち、人びとは海の恵みを食べものとしてきました。
日本では、仏教の伝来とともに獣肉による食習慣が薄れ、魚による食文化が発展してきました。
日本人にとって、クジラは魚であり、貴重なタンパク源として古くから利用されてきたのです。
クジラが本格的な食品として普及しはじめたのは江戸時代のことで、捕鯨の 行われる地域を
中心に独自の食文化が生まれました。クジラの肉はもちろん、鯨油を絞ったあとの皮、
五臓六腑まで食べものとして利用する日本のクジラ料理は、世界に類を見ないものです。
刺身、焼物、煮物、揚物、酢物、茹物、汁、干物など、豊かなレパートリーが
日本のクジラ料理の特色です。
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    海の中では、プランクトンを魚が食べ、それをさらにクジラやアザラシなどが食べるという
「食物連鎖」が常に行なわれています。そしてそのシステムの一番上位にあるクジラは、
想像以上に大量の魚やオキアミ類(プランクトンの仲間)を食べていることがわかってきました。
では鯨類は世界でどのくらい多くの餌を食べているのでしょうか?それを推定するには、
クジラ1頭が食べる餌の量を推定して、それにクジラの数を掛ければおおよその量が
計算できます。南極海や北太平洋でクジラの調査を行なっている 日本鯨類研究所は、
クジラの平均体重とそれに基づくエネルギー必要量から、1頭あたりの餌の必要量を推定し、
それに南太平洋、北太平洋、北大西洋の鯨類の推定資源量を掛けて計算しました。
それによると、鯨類が1年間に世界で食べる餌の量は2.8億から5億トンにのぼり、
これは、世界の海で人間が獲っている魚の量(9000万トン)の3〜6倍にもあたります。
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    鯨肉は、牛肉、豚肉、鶏肉に比べ、タンパク質が多く、コレステロールの含有量が少ないため、
心筋梗塞や虚血性心疾患にかかりにくい。また、他の肉と比べてアレルギー症状を起こすことが
少ないため、食物アレルギーで食事療法をしている方の貴重なタンパク源と考えられています。
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